2004-10-01-Fri なぜだろう

_ 吉澤ひとみに頭をナデナデされて嬉しいという夢を見た。

_封印作品の謎」を読む。

セブン12話怪奇大作戦24話、映画「ノストラダムスの大予言」、「ブラックジャック」の二作、その他「なかったこと」にされている作品を、
なぜ、誰が封印したのか、という視点から追跡したルポルタージュ。著者は元記者で現在はフリーライター。特ヲタではないうえ特撮業界と利害関係がないため、
結構踏み込んだ領域まで調べている。「ひばくせい人」を最初に追求した人へのインタビューも載っているのはすごい。実相寺、佐々木守、満田、成田亨他、
特ヲタにとって常識とも言うべき人々が、あくまでも「封印史上に登場する歴史上の人物」というような感じで客観的に描かれているのが妙に新鮮だ。
怪奇24話「狂鬼人間」を調査している著者に、関係者と思われる側から圧力がかかったり、「ノストラ〜」の映像作品が出回った経緯には、特ヲタを社長とする
裏社会関連会社の動きがあったり、手塚治虫が各方面からの抗議によって創作へのモチベーションを失っていったというプロセスが非情に怖い。
旧日本軍やMIB、CIA、KGB、GHQの謀略活動と同種の怖さ。ちなみに「ジャングル黒べえ」の封印は有名だが、「オバQ」も藤子不二雄コンビ消滅以降、
「なかったこと」にする流れになってきている
らしい。こないだ「JFK」を見たばかりなので、余計に怖く感じるのかも知れない(笑)。
この本でもふれられており、ここに紹介されている「マイナス」。今はコミックスに収録されていて読めるらしい。俺は普段読んでないくせに、
雑誌の回収が告知されたときに、まだ残っていた駅の売店で買った。人肉食を扱っていて後味悪い内容だった。

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