2004-05-31-Mon ヒストリーチャンネルは戦争ネタやりすぎ

_ 先日BS2で放送された映画「十三人の刺客」を見る。

将軍の弟であるのをいいことにやりたい放題のドキュソ藩主を、参勤交代の際にトラップだらけの宿場に誘い込んで暗殺する一味の話。
昭和38年の映画なのに、すでに丹波哲郎のたたずまいが今とさほど変わらず大物然。モノクロで画面が薄暗いため、
クライマックスの激闘シーンは登場人物が入り乱れ、誰が誰だかわかりづらいのだが、ストーリーがシンプルなため、識別に神経を集中させることができる。
藩主一味は多人数、刺客は十三人という人数的な不利を、巧みな戦術と仕掛けでカバーし、刺客たちは藩主を追いつめていく。
序盤は正直退屈で、十三人もいるキャラが俳優以外の理由で区別できなくなってくるが、宿場での戦いは「むやみに強いヤツ」がおらず、
戦いという非日常に際した人間の緊張や高ぶりや恐怖が伝わりやすい演出。西村晃、里見浩太朗、山城新伍が若い。
片岡千恵蔵は最後の最後に藩主の右腕内田良平と一騎打ち。千恵蔵はわざとやられるのだが、罠の中をさんざん戦い走り回ってきた内田に対し、ずっと体力を
温存していた側が「一騎打ち」とか言って正々堂々ぶるのはどうなのよと思った(笑)。

_ 録画しておいた、スイカップこと古瀬の全国本格デビューとなる「世界ウルルン滞在記」を見る。

この手の番組には、出演者の「地」の部分がどうしても出てくるものだが、この人は基本的に性格が悪いんじゃないかと思った。
中途半端な「アイドル」が、ちょっと作詞した程度で自分を「アーティスト」扱いしろと周囲にそれとなく要求してくることがあるが、
現在の彼女は「自称アーティスト」的な勘違いが原動力になっていると思う。スイカップ・柱谷など元々ヨゴレ系トピックで出てきた人なのだから、
いい方向に開き直ればいいのに。アイドルがアーティストより下だなんてアイドルに失礼だ。

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