2004-02-01-Sun 本当に「ブレイキング・ザ・ロー

_ こちらはジューダス・プリーストではなくAC/DCの話だが、引用先にある、

そうそう元巨人のクロマティーとは友達なんだって。別に深い意味はありません。

というのが非常に気になる。ご存じの人もいようが、クロウは昔「クライム」というバンド(音は産業ロック)でドラムをやっていた。そっちのつながりか。
AC/DCといえばギターのヤング兄弟。ステージでは弟アンガスがトンパチ、兄貴マルコムはバックアップ担当と、ザ・ファンクスとほぼ同じ性格分けである。
ギター兄弟といえば、兄ルドルフと弟マイケルのシェンカー兄弟も同じような性格分担だ。やはり上は地道なキャラになりがちなのだろうか。

_ TBSの「砂の器」第3話を見る。

「東北弁に聞こえる言葉が実は出雲地方の方言だと判明」するあたりまで。このくだりはもっとスペクタクルな扱いでもよかったと思う。
映画では、国語研究所でこういう話を聞いた刑事の丹波哲郎が、駿河台の明大前の内外書院(今も健在)で地図を買い、
喫茶店でアイスを食べながら該当する地域を興奮しながら探すという描写がある。
それを意識した場面はあったが、アカデミーノミネート俳優に丹波チックなエキセントリックさがなかったのが残念。
今回は妙に間延びした内容と、登場人物同士を関連づけさせるための無理矢理な偶然が重なりすぎ、これまででは一番アレな話だった。
本来なら演技や暗示で表現すべき和賀の内面が、中居のナレーションで妙に説明的になされていたのもアレだ。

来週は映画における、
「島田陽子(当時の表記)が、和賀(加藤剛)の証拠物件である血染めのシャツを細かく裁断し、
中央線の窓からそれをまいていたところ、たまたま乗り合わせていた積み木くずし演じる新聞記者がそれを目撃。印象に残ったためエッセーにして掲載。
刑事の森田健作先生がたまたまその記事を読んでピンときて、積み木くずしにそのときの模様を聞くと、
積み木くずしはその後たまたま銀座でその女を目撃しており、その女はたまたま積み木くずしの知っている店に勤めていた。
森健はその店に行き、その後沿線をはいずり回って捜索、たまたま証拠物件を見つける」という、あまりにも稀有な偶然のシンフォニーなくだりである。
どう表現しているだろうか。松本清張作品にはこの手の偶然が多すぎるらしい。


ただ俺にとってはしっくりくるドラマではあるので、これからも見続けていこうとは思う。