「天使の歌声」だの癒しだのを宣伝文句にするような胡散臭いのより、こういう無意味系おバカソングのほうがよほど健全だと思う。
本人同士はプロポーションが全然違うのだが、ミキティは小泉キラリを見たときに俺が受ける印象に似ている。
他にも小沢菜穂、美竹涼子説などもあるようだ。
メインで取り上げられたのはタネガシマン。他にイレンジャー、オーエドマンなどが登場。
この手のローカル戦隊ものではさすがにタネガシマンはワンランク上。なんといってもコスチュームをないがしろにしていないのは偉い。
タネガシマン以外は、スーツはともかくマスクが手抜きすぎ。レオタード地の布を袋状にそれっぽくしてかぶればいいというものではない。
タネガシマンのマスクは本物同様FRPで成形し前後に開く本格的な造り。自腹で相当かけているらしいが、さすがにそれだけのグレードである。
FRPが無理でも、例えばプロレス式のマスクでもかなりのグレードのものが作れるのだから、それくらい勉強してもバチは当たるまい。
こういった差は、おそらくアイディアを出した者がヲタかヲタでないかという点にかかってくるのだと思う。
インタビューや練習風景などを見た限り、タネガシマンをやっている人(少なくとも発案した人)は確実にかなりの特撮ヲタ。
今回取り上げられたうちタネガシマン以外の戦隊は、おそらく「戦隊=ゴレンジャー(みたいなヤツ)」という認識しかない状態のまま
展開しているような気がする。要するに対象物へのリスペクトが伝わってこないのだ。
この手の企画をやる場合、スタッフ全員をその分野のヲタで揃えると自分たちにしかわからないものにしてしまう恐れがあるが、
ヲタがいないと、その分野をその分野たらしめる最大のエッセンスを見落としたまま進めてしまう可能性がある。
「ヲタだが対人能力に優れ、筋の通った話ができる人」がメインにいる場合、この手の企画はスムーズにいくのではなかろうか。
「つまらないお笑い」「不快感を刺激する女」といったあたりが出てこず、非常に淡々とした作りなのが良い。
胡桃沢ひろ子が出ている。なんだかんだ言いつつ芸能生命が長いなこの人。ちょっとしたエロも見られる。今の地上波はやたらと規制が厳しくなり、
以前は当然のように出てきた女の裸が写る場面が激減。日本がアブナイ!中で貴重だ。