毎度毎度感じることだが、この団体は選手が自分の役目をまっとうしようとしている姿勢が面白い。
MCもプロレスにありがちな「何言っているのかわからない」「叩き潰してやるぞこの野郎」系の罵り合いではなく、
マイクアピールの中でこれまでのストーリーを補足したり、相手のセリフの機先を制したりするさまが楽しい。
ヒール(ルード)同士のDO-FIXERとイタリアンコネクションの絡みは、プロレスの醍醐味をギュッと凝縮した味わいがあると思う。
DO-FIXERのマスクマン、クネス(斉藤誠)のポジションはヒーロー好きからするとものすごくおいしい。
先週から続いていた三鷹の女子大生失踪事件追跡編。2時間通してこのネタひとつというのも何か変な感じ。
お母さんがちょっと束縛系に見えるので、それを嫌っての家出だろうと第一印象では感じた。
前回は、情報処理を専攻する失踪女子大生のパソコンを調べたところ「ペルソナ」を愛好していることがわかり、
「同人女的思いこみ激しい回路ゆえの家出」を匂わせた。その後ヤツコフスキーに続くポーランド人「超能力者」ハンナ(おばさん)が
来日して透視した結果は「彼女は男に殺害されて埋められている」。
彼女に浮かんだイメージに近い場所がある、あきる野市や富士樹海などを調べるも、無関係の自殺者の遺体以外何も出ず。
次に真言宗の寺の霊能力者に依頼すると、「彼女は生きており札幌で接客業をしている」との答え。札幌でローラー的に調査が行われるも何もわからず。
札幌で接客業というとああいうのがまず浮かぶが、真面目で無欠席でゲームヲタな人がいきなりああいう世界に行くのはキツいのではなかろうか。
死んでいるというネガティブな透視の次に札幌で存命という透視結果を持ってくる、というのは逆よりはいいが、どちらでもない可能性のほうが高くないか。
これだけやるからには最後まで見届ける義務があると思うがその気はあるのか。