2002-12-16-Mon

_スターリングラード」を見る。

いわゆる物量作戦映画ではないので、ひたすら地味。
サンライズでいえばダグラムのムードにイデオンの死亡率。淡々かつ派手に人が死んでいく。
見た後に爽快感や昂揚感はみじんも感じられないが、それだけに戦争物のリアルさが伝わる。
瓦礫と軍服だらけの世界に、時折血が彩りを添える。
主人公と宿敵はいずれも凄腕だが、「偶然が重なって助かりまくる」「超人的過ぎる活躍」がないのが良い。
登場人物が必要以上にカッコ良く描かれていないのも良い。
鍵を握るロシア人の子供に科特隊のホシノ少年的なウザさがあるのは、まあ内容的に必然か。
最後の対決も、日本アニメや典型ハリウッド映画なら、色々それらしいセリフを並べて語り合ってしまう 演出にしそうだが、
ガチなのでそんなことはしない。


外国のドラマや映画を見ていて全般的に思うのは、「どうでもいいような部分が巧み」だということ。
例えば今回なら、機銃掃射で次々とやられていく兵士が「らしい」。
唯一難を言えば、登場人物は主にロシア人なのに俳優が英米人ばかりなので、どうもそれっぽく見えない(笑)。

_ 今は便利な世の中だと改めて思う。これのデジショップに加入。

ただ単価は安いが、猿のようになると出費がかさむので、慎重を期して接していこうと思うのであった。

_ 日テレのスポーツ系チャンネルジータスにて、

昭和52年の全日・世界オープンタッグ選手権の決勝戦、ザ・ファンクス対ブッチャー、シークを見る。


プロレスファンの間では伝説の一戦とも言うべきおなじみの試合。
当然俺の脳内でも実際以上に伝説化されており、いざ見直すと結構あっさりしていたことに驚く。
同点で並び、勝てば優勝となった両チーム、ファンクスがブッチャー組から反則勝ち。
特にテリーは右腕をフォーク攻撃でズタズタにされての苦闘。今なら「延長」コールだろうな。
ただ結果はどうあれ、そこへ至るプロセスが素晴らしい。
ある程度年季の入ったプロレスファンなら必然的にプログラミングされた、プロレスの公式が
散りばめられているのである。
昔なので、技術面では大したことをしていないのだが、それを補って余りあるのがレスラーのたたずまいだったり、
「間」だったり、ドリフ的なお約束だったりするのだ。見ていて勉強になるのである。
平成ライダーは面白いが、昭和ライダーも面白いのと同じだ。
昔のプロレスでは、セコンドや場内整理をしているレスラーも味わい深い。
この試合では、グレート小鹿、高千穂、大仁田、故ロッキー羽田、天龍、百田兄弟(兄はリングアナ)、 淵、伊藤正男などが確認できた。

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_ 長順 (2002-12-17-Tue 02:48)

堤さやか、結局行けなくて残念。もっと整理券出してもいいのにねー? その分満足度が高かったのでしょうか?
カメラの件について。タレントガッツキ系ヲタの9割はカメコだと認識していたので、ちと意外ですね。