_ 100円ショップ・ダイソーでコミックスが売られていたりもする、「まいっちんぐマチコ先生」実写化。
監督はある意味我々の憧れの具現化・河崎実。主演の仲谷とは、「変身女子高生パティ」での縁だと思われる。
週刊新潮に載っていた撮影風景を見る限り、仲谷はかなりそれっぽい。
昔日の面影がほとんどない三浦和義(ロス疑惑のほう)も出ているぞ。
マチコ先生といえば同名の声優・豊嶋真千子(どうでもいいが俺と誕生日が一緒)が、CDドラマの主演をしたり、
自身のライブで主題歌を歌っていたりしたのが思い出される。
_ 日本映画専門チャンネルにて「ゴジラ対メカゴジラ」(一番古いやつ)を見る。
「年忘れ映画劇場」などで何度も見ているものの、これといった印象も特にない作品。
昔は年末の夕方などになると、必ずといっていいほど東宝の怪獣映画を放送しており、
そこで若い高島忠夫や宝田明、土屋嘉男、水野久美、平田昭彦、ジュリー元夫人とその身内、
その他の俳優陣を見ていたものである。
_ 改めて見てみると、ヲタの間では評価の低い「怪獣プロレス路線」も結構面白いと気づく。
単純な勧善懲悪とバトルのダイナミズムが心地いい。
岸田森、大門正明、田島令子も青春だ。
俺はゴジラそのものより、ゴジラと組んで侵略怪獣と戦うパートナーが好きで、
この作品で
メカゴジラを迎撃する沖縄の守護神キングシーサー推しである。
この怪獣は言うなればモスラと同じ系譜のもので、女の人の歌によって目覚めるわけだ。
「モスラの歌」に相当する「
ミヤラビの祈り」が、ちっとも怪獣召喚ソングっぽくなく、
ベタベタな哀愁歌謡曲なのも泣かせる。
古代伝承の曲なのに、歌詞に「コラール」(サンゴ)とか出てくるのである。怪獣の名前からして「キング」だし。
しめの部分のメロディラインだけ俺は鮮明に覚えていたが、それが正しかったことが確認できた。
「モスラの歌」は、インファント島の人々が総出で儀式をして盛り上げる上、
曲調がエキゾチックでスペクタクルなので待ってました感にあふれているが、
「ミヤラビ〜」は、一人で歌うためしみったれている(笑)。
キングシーサーにはヘッドバットくらいしか持ち前の武器がなく、目のプリズムで敵の攻撃をそのままはね返すカウンターが生命線。
いわば弱者の戦法を持ち味にしたキャラクターで、そこらへんが俺のツボなのだろうと思う。
_ シーサーとゴジラにはさみ撃ちにされたメカゴジラが、180度回転させた頭部からのビームと、
指先からのミサイルを乱射してなかなか寄せ付けないシーンには、
ガンダムヘビーアームズとサイボーグ004と仮面ライダーゾルダをミックスしたような華やかさがあった。