_ こないだ新聞に、「日朝会談が行われているクアラルンプールでは、この問題に関する意識が希薄である」
ことを憂うようなニュアンスの記事があったが、
それは自意識の強すぎであって、たとえば日本でマレーシアの深刻な問題に関する会談が
行われたとしても、マスコミでもほとんど報道しないだろうし、日本の人にとっても関心は薄いだろう。
なんでも自分たちが感じるように感じろというのは傲慢だと思うぞ。
たとえばアメリカで同クラスの関心事といえばイラクや北の核
のことだろうし、ロシアならチェチェンのアレだろう。
_ やたら気になるのが、「ワイドショー・ニュースでのテロップ」。
たぶん若いヤツが書いていて、チェックするのも比較的若い人間(双方、あまり文字・文章というものに関する意識がない)なのだろう。
なんだ「人間ドッグ」って(笑)。あとむやみに「出来ない」「有る」「無い」というのもやめれ。文字数減ってないし。
文学でこういう使い方がなされるのは作家の自由だが、「わかりやすく」がモットーのテロップでは
かえって複雑になる。
おそらく向こうの建前としては、漢字で書くことで瞬時に内容がわかるということ
(と考えているかどうかも怪しいが)なのだと思うが、そのくらいの配慮がほしい。
ワイドショーで「近所の人のコメント」をテロップで一言一句再現するのはかえってわかりづらい。
「ええ、あっと、そういうことが、多少あったかも知れませんね」
なんて書かなくていいの。
「(そういうことが)多少あったかも知れない」でいいの。
_ ふと頭によぎった疑問。
日朝会談での北側の一人に「朴龍淵」(仰木監督・大泉逸郎似)という人がいて、
「パク・リョンヨン」とルビが振られていたりする。
で、ジェフ市原にいる韓国人ストライカーは、「崔龍洙」(チェ・ヨンス)。
朝鮮語には、漢字一文字につきひとつの読み方しかない。
さらに朝鮮語の理屈では、「語の最初に来るラ行は発音しない」はずなので、ヨンとするのが正確なのではなかろうか。
よってコンサドーレの監督、張外龍は「チャン・ウェ(リョン)」になるわけだ。
プレミアリーグのサウサンプトン(southampton)を、サザンプトンと発音しないのと同じタイプの気になり方なのである。