2002-08-31-Sat

_ キッズステーションでリピート放送されている、アニメ版「人造人間キカイダー」第9話を見る。


結局全13話中3話くらいしか見ていないが、石ノ森の絵柄を忠実に再現した点と、
キャラ萌え要素を一切排した(原作に沿っているので当然だが)内容が素晴らしい。
すごく辛気くさいけど。
今回の話には、熊と飼い主の双子(合体してロボット=シルバーベアーになる)が出てくる。
原作では、双子(どさんこラーメンのイラストみたいなカッコ)と熊が、
それぞれ「ア」「イ」「ヌ」という名前(そのまんまだが)だった。
それが「クウヤ」「カイト」熊が「リク」と、ドキュソ親が好んで付けそうな名前になっていたのは残念。
確かに「アイヌ」じゃ問題になりそうだが。 マサル役のしゅびっちこと小林由美子はうまいと思った。
セルビアふうに書くとSUVICになるんだろうな。

_ 文化放送でやっている「ときめきメモリアル」のラジオを聞く。


俺はゲームのハードを持っていない上、基本的に萌え感情はあまり発達していないので、
ギャルゲーというもの自体にはさほど興味がないのだが、
この手のものの周辺環境(ラジオなどはその典型だ)に接しているときに感じる、
何とも言えない恥ずかしさがたまらなく好きだ(笑)。


ときメモには全然詳しくないが、以前丹下桜がやっていたバージョンのラジオは毎週聞いていた。
「あなたのハートに ときめき… ラブ(「ラブ」はささやくように)」
という決めゼリフを聞くたびに、のたうち回りたくなる衝動に駆られていたのは事実だ。
「ポエム」的なものを、何のてらいもなく真摯に紹介してくれる番組など、
もはやこの世界で残っているのはここだけだろう。


このあたりはおそらく'85、6年頃に文化放送でやっていた、皆口裕子の「くりいむレモン」
(主題歌は大西結花「優しくて哀しくて」)を聞いていたせいで培われた性質だと思う。
今はヲタ趣味でも割合オープンにできるが、当時はヲタ系番組は極めて少なく、
週末の深夜にこっそりと聞くこの番組は、
ポエムでセンチな心情を刺激する貴重な存在だったのだ。

_ 「ドラゴンキッド デジャブ 動画」で飛んできてくれた人。


たぶん、キッドの幻想的とも言える技が動いている場面を期待してくれていたのだろうが、
悪いことをした(笑)。