これよりさかのぼって10年ほど前に、テレ東深夜枠で放送されたときに一度見ており、その時に結構面白く感じたことは覚えている。
「どこにいったかわからない」品だったので、こいつは嬉しい。設定年代は、ふり返ると「輝かしい未来」の図でもなんでもなかった1980年というのに驚く。
それ以前の時代からすると、「'80年代」には一種独特のきらめきがあったのだろうか。硬質で冷徹な世界観は、なんとなく「ウルトラセブン」と通じる。
WOWOWで放送された工藤静香コンサートの後に録画してあるあたりに、過去の自分の経済的なゆとりのなさがうかがえたりもする(笑)。
二谷英明やクラタ隊長や死神博士、イデ隊員ら11人(=ジャック)のメンバーはおしなべて大人で、画面からにじみ出る雰囲気はスタイリッシュなのだが、
ストーリーが冗長なのが最大の欠点。テンポが悪いのだ。悪の秘密組織Q(007におけるスペクターみたいの)が色々と謀略を企てるが
マイティジャック隊員たちの活躍によって阻まれ、最後は巨大兵器を繰り出して巨大戦艦MJ号と一騎打ち… というのがパターン。
MJ号は全長200メートル超もあるのに、全然スケール感がないのが惜しまれる。この番組は当時土曜よる8時からの1時間
(チャンネルも込みで「ひょうきん族」枠)放送されており、キャストからしてアダルト層へのアピールを狙っていたらしいのだが、
あんまりうまくいかず、当時としては短いワンクールで終了してしまった。今、プライムタイムに、普通のドラマ用の俳優でこの手の作品を
作ったほうがむしろ面白くなるかも知れない。スケール感はCGで。F1層にはまったくウケないだろうが(笑)。
非常に楽しめた。正直途中で何度か目頭が熱くなった。笑いをベースにしつつ、正義と友情と勇気ものだから単純に燃えられる。
自分がダメ人間であるせいもあって(笑)、俺は「ダメダメな連中が奮起する」パターンの映画が好きだ。
この映画は、例えば「がんばれ!ベアーズ」や「メジャーリーグ」シリーズと同じテイストである。
あえて言うまでもなく「スタートレック」のパロディ作品。正確に言えば、“「スタートレック」ふう連続ドラマに出て人気を博したが、
今は当時のおこぼれで生活している俳優たちが生気を取り戻すまで” を描いたもの。俺は「スタートレック」には全然詳しくないが、
詳しい人が見ると随所に小ネタが散りばめられているのがわかるみたいだ。これにさらに「機動戦艦ナデシコ」における「ゲキガンガー」の
位置づけ設定が加わる。
もうこれ以上ない典型的ハリウッド展開(時代劇的でもある)で、オチもわかるのだが、テンポがいいためドラマ世界に引き込まれてしまう。
アメリカ映画の多くですごいと思うのは、あちこちに張った伏線が、後々になってきちんと活きてくること。
冒頭のファン大会で主役につれなくされたヲタが、主役たちのクライマックスのピンチにヲタ仲間を動員して大活躍したり、
謎の巨大システムの機能を最大活用したり、「ああ、アレがこういうことだったのか」と気づく箇所が多く、しかもそれがわかりやすかった。
「ああ俺もヲタのままでいていいんだ」と思えてくる要素が大きいので、ヲタな現状からの完全な脱却をめざしている人にはおすすめしない(笑)。
今の日本では特撮番組が熟成してきたことにより、「元ヒーロー市場」というのもそれなりに完成してきているが、
こういった現況に重ね合わせると一層深く楽しめると思う。勘違いしてギャラクエクルーに助けを求めにくる宇宙人サーミアンの純粋さが良い。
全然本人に見えないヒロイン、シガニー・ウィーバー(当時すでに50過ぎ)の乳萌え。主役の演じる劇中キャラの決めセリフが本日のタイトル。座右の銘としたい(笑)。