昨年に続いてのリーグ連覇も決めた。翌日も平日だからどうかと思いきや、観客動員は主催者発表によれば34000人超。
後から入ってきた人は、口々に予想外の人の多さに驚いていた。
首位の東京はこの試合に勝てば優勝、2位の名古屋もここで粘れば、残り試合いかんでは優勝の可能性が大いにあるという局面。
東京は指名打者にお待ちかねのデストラーデ。発表のときの場内の歓声がすごかった。
東京の先発は既に3勝を挙げている増本。マスターズリーグでブレイクした人である。
名古屋は鹿島。指名打者を入れた全10人のスタメンのうち、名古屋における元中日率は8割。二軍本塁打王・斉藤もいるぞ。
序盤は東京ペース。2回裏、大矢のゲッツー崩れで先制し、3回には清家のヒットを安部がライトへの2ランで返して3対0。
これで目が覚めた名古屋は4回表、平野・宇野らのヒットでランナーをため、元南海の鈴木がスリーベースで一掃。
さらに元大洋大久保が犠牲フライで同点に追いつく。5回表には平野の犠牲フライで逆転に成功。この時点で名古屋が4-3とリード。
その後しばらく両軍投手陣の活躍で膠着状態が続き、名古屋リードのまま9回へ突入。
東京はビハインドながら勝負をかけ抑えのエース斉藤明夫を投入。オーラを漂わせるようなピッチングで名古屋打線を仕留め、
9回裏の攻撃にすべてをかけることに。しかしマウンドに送り込まれた名古屋の抑え・与田の前に、芦沢、代打の蓬莱が討ち取られてしまう。
2アウトで回ってきたのは途中から出場していた高木豊。高木は、与田の初球をライトへ運び、まさに起死回生の同点ホームラン。
途中の膠着のため引き分けを見越したのか、8回頃になると帰り出す客も結構いたが、最後にきてドラマチックな展開。1イニングきりの延長戦へ。
10回表、オーバーとサイドスローを使い分ける斉藤は、名古屋の5割バッター宇野にツーベースを浴びるも後続を断ち、これで東京の負けは消えた。
その裏。与田はかなり気合いが入っているように見え、130キロ台をコンスタントに叩き出す。
今日ホームランを放っている安部と与田の対戦で場内ヒートアップ。安部コールと手拍子の自然な感じが良い。
安部四球を選び、駒田へつなぐ。与田のボールをキャッチャーが後逸する間に安部2塁へ進む。
これがうまく働いた。ランナー2塁、一打サヨナラのチャンスで駒田登場。こういう状況下で最も実力を発揮する選手の一人だ。
駒田コールが起こる。レンズで太陽光を集めたように集中力が高まる場内。
…そして与田のボールを駒田が右中間へヒットし、2塁から安部生還。東京、絵に描いたようなサヨナラ勝ち。そして去年に続く連覇達成。
ちなみにまだ両軍とも試合は残っている。
試合終了までだいたい2時間40分くらいか。その後土橋監督胴上げ、あいさつなどのセレモニー。
野球の面白い要素がコンパクトにすべて詰まった、とにかく見応えのある一戦だった。
ちなみに東京投手リレーは、増本−三浦−大川−西崎−斉藤。
名古屋は、鹿島−山内−星野秀孝−ギャオス内藤−田中富生(落合記念館はどうなった)−稲葉−与田。
特に西崎と斉藤、そしてギャオスと与田登板のときは沸いたぞ。宇野の見事なトンネルにも場内は大喜び。
客がこれだけ入るのだから、色々と考えておそらく来季も無事開催されるだろう。まったりと楽しめるのが最大の魅力だ。
次のシーズンもまた足を運びたいし、もっとこのリーグの存在を知ってもらいたいと思う。
アサヒ、サントリー、エビス、ペプシ他各メーカーの売り子にも萌え。特にサントリーの、俺のエリア担当と思われる売り子さんは、
ルックスは普通ながら笑顔が良かったぞ。俺はアルコールは一切飲まないし、ソフトドリンクも異常に高いので見るだけだけど。
_ .ロッテで元ブレーブスでフランコ、っていうからフリオ再々獲得かと思ったら違うのであった。
_ TBS「ジャスト」にて、真矢・石黒彩夫妻プラス娘の一人という3ショット。夫婦揃ってメディアに露出するのは初めてとのこと。