2003-07-14-Mon シルバー・キングとエル・テハノでロス・カウボーイズ

_ 特番も含め約1ヶ月に渡って女子大生失踪事件だけを扱っていた「TVのチカラ」を見る。

ネタが厳しくなり、無理にでもまとめないといけないので動かした、といった感じの展開。
結論から言えば女子大生は見つからず、所轄署に下駄を預けておしまい。
もちろん、「もう警察に任せましょう」では今までの流れを全否定することになるので(笑)、ポーランド人透視能力者トリオの一人マレックに、
「(色々透視をしてみたが、このままいけば)秋に真相がわかるだろう」(=秋の改編期の特番でまたやるからそれまでお休み、
あるいはこのまま風化させてしまおうの意?)というセリフを言わせていた。こんなんでいいのか。

今週放送分では「誰かに殴られたせいで記憶がなくなっている」というふれこみの、自称・失踪女子大生から自宅に電話があったり
(直接話した母親も本人と断定できず)、生放送中のスタジオにも同じような電話があったりした。
両方ともいたずら、もしくはヤラセ(家族は本当だと思っている)、あるいは電波だろう。
さらに、前回放送で自宅にかかってきた意味ありげな無言電話の謎。
自宅電話のナンバーディスプレイに表示されたのは女子大生の友人宅の番号。折り返しそこへかけると、電話をかけたおぼえはないという。
改めて話を聞くために今回そこへかけると、友人は「NTTに調べてもらい、前回の電話は私がかけたものでないことがわかった(証明された)」
とのたまう。
つまり、「第三者が、他人の電話番号が表示されるように細工して女子大生の家に電話した」ということらしい。

そんなことが果たしてできるのだろうか? もしできるのなら、システム上大問題ではないのか。普通に考えて、
その友人が出まかせを言っているとみるのが自然ではないのか。
番組では誰もその可能性にすら言及していなかった。まあ、疑うような発言ができないのはわかるが。
あと、この事件の扱い方で気にかかって仕方がないのが、普段あまり自分のことを他者に話したがらなかったらしい女子大生のことを、
「(おそらく悪いニュアンスで)秘密主義」だとか言うのはどうかと思う。ある程度自我が確立した人間が、家族や友人に対して
すべてを赤裸々に話すわけがない。その必要がないのに自己の内面を過剰に吐露する人間のほうがおかしい。

_ JスカイスポーツでWWEの「ロウ」を見る。

ネタバレになるので詳しくは書かないが、メインのトリプルH対ケインのオチは、どう反応したらいいか場内全員が当惑しているようだった。
ここ最近、トリプルHの体のシェイプが悪くなっているのが気になる。以前は筋肉のカットがくっきりと浮き出た、
彫刻刀でていねいに彫ったような体だったのに、このところ新日レスラー系のポチャッとした感じになってきている。
しばらく休んで調整したほうがいいような気がする。