2003-06-14-Sat 米田哲也も300勝

_ 今年を振り返る番組で絶対に取り上げられるであろう阪神の快進撃。阪神といえば黄色と黒。

黄色と黒といえば、キリストの教義をモチーフにした歌詞をメタルに乗せて布教するクリスチャン・メタルの雄ストライパー
うろ覚えだがキリストがムチ打たれた傷跡=ストライプがバンド名の由来。
彼らの代表曲「SOLDIERS UNDER COMMAND」はアニソンな疾走感が死ぬほどカッコいいので、これに乗せて今季の名場面をコラージュすると
超アッパー系な映像ができるのではないかと思う。どこかのスポーツニュースなりでやってくれないだろうか。

_ HMV新宿SOUTHで行われた本田美奈子アルバム発売記念イベントに行く。


イベントスペースにはパッと見150人くらいの客。押しなべて年齢層は高め。
多分「昔からのファン」もしくは「昔ファンだったことがある人」が大部分で、その中にミュージカルヲタふうの人が点在。
さすがに30代以上に見える人が多いので、客の雰囲気は落ち着いている。レコード会社のスタッフの司会によりステージは進行。
内輪受け的にふざけることもなく、かといってガチガチに固いわけでもなく、いい感じの脱力感に包まれて進む。
本田さんの衣装は赤地に白の模様(絞り染めふう)の入った、ムームーっぽい色合いの肩出しワンピース。相変わらず細い。

曲目は
アメイジング・グレイス/私のお父さん/ニュー・シネマ・パラダイス/タイム・トゥー・セイ・グッバイ/ジュピター
の全5曲。「タイム・トゥー〜」は15周年リサイタルのラストにテノールとの掛け合いで歌われた、「銀河鉄道999」に似合いそうな曲。
「ジュピター(木星)」といえば作曲はホルスト。この曲は確かスーパー宇宙パワーの入場テーマでもある。
ベイダーのテーマ曲「アイズ・オブ・ザ・ワールド」(レインボー)の重厚なイントロもホルストの組曲「惑星」の引用だ。

俺はクラシック畑には疎いので、世間の誰でも知っているような曲しか知らないが、ポピュラーとのいい掛け橋になる印象を残すライブだった。
ハンドマイクを使っていたりするのは、ガチガチのクラシックヲタからすると邪道だったりもするのだろうが、
聞く側にとっては音楽が伝わるか・気に入るかどうかだけが肝心なのであって、カテゴリーやジャンルというものは
あくまで分類上の便宜を図るためだけのものなのだ。昔の彼女はボーカルに変な癖があったが、クラシック唱法をトレーニングしたためか
そういった要素は一掃され、クリアな歌い方になっていた。言うなれば、英語を母国語としない人の話す英語の聞き取りやすさ。

握手会。あらかじめ書いてあるサイン色紙を渡すシステム。変にガツガツする人がいないので、列が自然にはけていくのがよい。
間近で見る彼女は、さすがに昔ほどのフレッシュさはないものの、テレビなどで消費し尽くされていないせいもあってか
世間一般の同年代と比べると圧倒的に磨耗・疲労が少ないのはさすがだ。明日6/15も渋谷のタワーレコードで15:00からイベントがあるようなので、
足を運んでみようかと思っている。