2004-05-01-Sat ピーナッツ姉はジュリーの元奥さん

_ さいたまスーパーアリーナにてモーニング娘。コンサート「The BEST of Japan」(13:00〜)を観る。

ミニモニ。、ココナッツ娘。のミカのラストシリーズ。

ここ何回かのツアーでは群を抜いた出来の良さだった。まず環境。今までは会場全体とひとつのステージが向き合うという形だったが、
今回はセンターにステージを設置。全方位からほぼ等距離に見渡せる。上から見るとX字の形に通路が延び、要するに「CoCo武道館システム」。
Xの交差部分に四角い二階建ての舞台を構築。14人編成なのにステージの空き部分が小さく、ちょっと窮屈ではあったが、
あるときはこちらの辺、そして別の辺へと動き回り、客のヒートを誘いやすい状態だったと思う。

このところ、「過去の持ち歌をとりあえずTVサイズでやってお茶を濁す」という構成が目立ったが、今回はメドレーを除いてきっちりと2コーラス以上歌っていた。
長く歌えばいいというわけではないが、「歌」というものに対する姿勢の違いが感じられた。

今回の個人的なMVPは矢口。個より全体を重んじる職人肌の人が好きなので、つい採点が甘くなってしまう。それを抜いても、きっちりとした台本があるとはいえ
司会としての間の取り方などは絶妙。相変わらず身のこなしもシャープだ。
ミカラストということで、ミニモニ。を既に抜けていた矢口が一時的に復活して五人編成になったときは、
「第二期ウルトラシリーズにゲスト出演したときのウルトラセブン」チックな カッコ良さがあった。
ミカに関しては、むしろこれからのほうが本人の志向にマッチした活動ができるはず。

「恋のバカンス」を歌った辻加護の新ユニットW(ダブルユー)。予想以上のすばらしさ。印象としてはメジャー感あふれるパンプキン。
終始安心して見ていられる安定感。アレンジも原曲のイメージを損ねていないのがいい。いずれモスラの唄も希望。ドンドコ響く原曲アレンジで。

石川がリーダーを務める「チャーミーズエンジェル」(他に藤本、飯田。ヒロインに吉澤)のネタでは、
吉澤の王道中の王道的なコメディエンヌっぷりが強く印象に残った。彼女は表情が派手なので映える。

今回のステージは、つなぎに充てられているであろうコントなどのグレードが上がっていたのも収穫。ハロプロコンサートにあった、
カラオケ映像を流して客に歌わせるというアレ過ぎな演出はさすがに廃止されていた。これからは時間稼ぎをビデオに頼る部分を
徐々に減らしていけばなお良い。

今回のコンサート全般に満ちあふれていた「歌重視路線」をこれからも続けてほしい。